奇妙なバリスタは波紋のキスの夢を見る

About

 1959年8月。シーザーによく似た青年・ヨシュアとの出会いから約1年後のニューヨーク。あれから二人は一人の友人として新しい生活を送っていた。しかしヨシュアはジョセフとの間に、不思議な繋がり “波紋” の存在を感じ始める……。

―——— もうこの世界に、波紋戦士は必要ない。
 いつかみんな波紋のことなんか忘れて、目の前に広がるあてどない膨大な時間の中を生きていく。
 それでも波紋は変わらずここにある。いつまでも、永遠に、そこにあり続けるんだ

 世界から消えゆく波紋使いと、波紋に惹かれる一人の青年の、ちょっと奇妙なひと夏の物語

 
 

 
 

前作「ジョジョと奇妙なバリスタの話」の、その後の物語になります。完結した話のあくまで I F 続編 です。前作を読まなくても読めますが、あらすじ だけでも読んだ方が分かりやすいかもしれません。

※ヨシュア(=シーザーらしき人)のため口調・性格などシーザーと大幅に異なる部分があります
※1話につき5000~1万字程度。全12話で完結済。
シージョセ前提のジョセヨシュ。原作軸未来のため二人は不倫関係です。全編を通して不倫・浮気などの不貞描写が多く、正統派な恋愛話ではないので、フィクションとして受け入れることが出来る方推奨
※成人向けのエピソードは題名にR-18* と表記、やや性的な表現のあるものは * をつけています
※波紋の解釈・設定が原作とやや異なる部分があります

⚠少しでも苦手な要素がある方はそっとブラウザを閉じた方が安全です
 
 
 
 
 

登場人物

ヨシュア・オドネル
21歳。バリスタとして働く大学生。20年前に死んだジョセフの親友・シーザーに似ていることから、ジョセフと交流することになる青年。性格はそれほどシーザーには似ていないようで、年のわりにまだ幼さの残る現代っ子。

ジョセフ・ジョースター
38歳。ニューヨークで不動産業を営むイギリス人。妻と一人の娘がいる。20年前の世界の命運をかけた戦い(石仮面と柱の男の戦い)に身を投じ無事生還した。波紋使いだが現役は退いている。以前は気性の激しい性格をしていたが、現在は年相応に落ち着いてきた様子。

シェリー・キャンベル
23歳。カフェ「ランド・トゥー・シー」で働くバリスタで、ヨシュアの新しいガールフレンド。人当たりの良い性格をしており、バリスタとしての知識や経験も豊富。